本年もよろしくお願いいたします。
しばらく、ブログをさぼっていましたが、最近、更新されないね、なんて言われたりもして、新年でもあるので、今年はしっかりと継続したいと思います。
以前は、年末も早々に仕事納めができていましたが、今はおかげさまでギリギリまで仕事しなくてはならず、年を越してしまうことも。それでも年末のお楽しみということで、「WIRED」の新年特集です。
昨年はサボったものの、2025年の気になるキーワードをピックアップしてみたいと思います。
「未来を選び取るための『目次』」
いよいよ今年は万博の年。いろいろとマイナスの指摘が多い万博ですが、今回の万博のテーマが「協創(co-creation)」。会場で何かしらの解答を得るというよりは、濃縮された可能性が目次のように並ぶなかから、自らヒントをつかみ取りにいく場であるようだ。生産やクリエイティブが特定の技能をもった一部の人間による特権的なものでなく、万人がそれぞれの能力を発動して何かを選び、「つくること」にかかわる営みだという。リテラシーより、コンピンテシーというオードリー・タンの言葉を思い出す。これが本当なら万博も行く価値ありそうだ。
「デジタルネイティヴの保護は企業の義務となる」
オーストラリアでは、2024年11月に16歳未満のSNS利用を禁止する法案が可決された。ユネスコがスマートフォンの悪影響を報告したことで、欧米でも使用の制限がはじまった。うちの子たち、中学生と高校生だが、学校ではタブレットを使い、個人でスマートフォンも持っている。それなりに注意もするが、SNSの使い方まではしっかりと教えてはいない。確かに保護者だけがこの問題に対処するには限界がある。
「微生物が人体に及ぼすマクロな影響への理解が深まる」
腸内環境、という言葉が使われるようになって久しい。元サッカー日本代表が代表を務めるスタートアップもある。ふんわりと体にいい、というイメージしかなかったが、医学界でマイクロバイオームが注目されている。若年層の学習障害や慢性疾患、さらにはがんの発生にも関係している可能性が示唆された。よし、ヨーグルトを買いに行こう。
「人類の途方もない無駄遣いは続くだろう」
食料の生産量はかつてないほど増え、生産費も高騰している。それなのに食べられずに廃棄される食料は愕然とするほど多い。食料にかかるエネルギーは世界の燃料と一次電力の20%を消費している。にもかかわらず、その生産された食料の40%を無駄にしている。その理由のひとつが食費が安すぎるということ。家庭の可処分所得の11%しか食費に充てられていない。しかもその半分は外食に占められているという。