コロナ、コロナでどの業界ももう大変なわけですが、政府でもさまざま施策が打ち出されています。最も注目を集めているのが補助金です。補助金は返さなくてもよい資金、ということでとてもお得で便利なのですが、大事なのは何を実行するのかということです。
補助金の前に事業
補助金の相談をもらいますが、まず聞かれるのが、いい補助金ある?です。もちろん、いい補助金はいくらでもあります。従前の持続化補助金はもう定番と言えますし、事業再構築補助金は1億円なんていうものまで。それぞれの事業に合わせて利用することをお勧めします。事業に合わせてです。事業に必要な費用を軽減するのが補助金ですので、実行する事業が有効かどうかが一番の問題になるわけです。補助金もらったって、費用の負担はありますし、もらわなければ損という気持ちもわからないではないですが、もらっても損ということになりかねません。
事業計画の重要性
補助金申請に必要な事業計画書。われわれ行政書士はもちろん関係する書類を作成するわけですが、この事業計画書が一番大変です。事業者様とやりとりをし、計画書に落とし込んでいく。このヒアリングが重要で、事業計画の芯となります。それができれば後は肉付けをし、完成するわけですが、これは実行されなければ、絵に描いたなんとかに過ぎません。
事業計画を実施する、評価して、改善する。例えば10件/週の飛び込み営業する。すると2件の契約だった。これが多いのか、少ないのか。2件で足りなければ、10件を15件に増やす。あるいはあらかじめ情報を入手してから10件の営業先を選択する。そして、またそれを実行して、評価して、と繰り返しPDCAを回してはじめて成果が得られるわけです。事業計画どおりにやったら、売り上げ上がったは、ってのはもう神の領域と言えます。
事業計画書ができて、補助金申請して、補助金もらえた、ありがとうございました、では、なんのための事業計画かわかりません。
事業を推進する
とはいえ、事業にはお金がかかるというものです。その資金の一つとして補助金は確かにお得です。でも、それはゴールではなくて、スタートです。スタートを軽くするための補助金ですので、グッと後押ししてもらって事業を前に進めるのです。
補助金申請サポートでは、関係書類の作成だけでなく、マーケティング、マネジメント、事業を前に進めるサポートも承っています。