人文知識とは|英語ではリベラルアーツですが

人文というのは、実にとらえどころのないジャンルな訳です。自分が学生の頃は「職なし人文」と言われていたものですが、まさにそのまま在留資格になっているようなものです。今でこそリベラルアーツ、なんてかっこいい感じになってますが、いくらでもつぶしがきくということです。

法律学、経済学、社会学その他の人文科学の分野

「法律学、経済学、社会学その他の人文科学の分野に属する技術若しくは知識を要する業務」となっています。つまり、理工学系以外で、この分野に関してはそれこそつぶしがききますので、あまり制約はないといえます。例えば、マーケティングの仕事についたからといって、MBAが必要とは限らないのです。一般職、総合職という括りなら、大学卒はほぼほぼクリアでしょう。

現場は

現場がダメなのは技術でも同じですが、人文知識の場合はより顕著になります。人文知識の在留資格で専ら店舗のレジ担当をする。これをマーケティング業務の一環であるということが正当化できれば可能ですが、無理だと思います。技術は、機器のオペレーター、現場監督などエンジニアが現場で働く理由があるのに対し、人文知識では現場作業はなかなかありません。日本には研修というマジカル・フレーズもあるにはありますが。

学校による

人文知識については、大学ならほぼほぼ可、短大はその国の教育制度による、といったところでしょうか。いわゆる大卒は問題ないのですが、いわゆる短大は厳しくなります。その単位の取得によっては、日本の短大に相当しないと判断される場合があります。卒業証明書だけでなく、取得した科目単位も添付して、修学の内容を証明しなくてはなりません。本邦の専門学校もやっかいです。その修学内容に応じて、厳しく判断されます。修学した内容と、仕事の内容が一致しないとダメです。