技術・人文知識・国際業務とは|技人国っていうじゃないですか?

技術・人文知識・国際業務という、在留資格があります。在留資格の割合で見ると、就労系では最も多いです。略して技人国って言われたりもしますが、これは一つに分類されていますが、それぞれが別々の意味があります。

技術

技術というとなんとなく大工さんのような伝統的な感じがしてしまいますが、いわゆるエンジニアのことです。伝統とは反対の最先端です。つまり理工学の専門家ということでしょうか。

人文知識

人文知識というのは、理工学以外の分野の専門とするものです。いわゆる人文学というよりは社会学系の方が多いです。教授や弁護士、会計士は別の在留資格があります。一般職とか総合職というとイメージしやすいでしょうか。

国際業務

国際業務というのは、簡単にいうとその他という感じです。技術、人文知識に該当しないもの、くらいのイメージでしょうか。

共通すること

なぜこうも異なる活動がひとつの在留資格に分類されているかというと、共通することがあるからです。この在留資格に共通するのは、学歴です。大学、短期大学、専門学校という教育を受けている、あるいはそれに準ずる知識を有していることが要件になります。似たような在留資格に技能というのがありますが、これはその分野での専門性が必要ですが、学歴やそれに準ずる知識ということは必要ありません。